8月8日~10日 今回で2回目の富士登山、前回は1日で強行突破でしたが、今回は山小屋で1泊余裕の登頂のはずでしたが…
富士北麓駐車場からバスで5合目まで→5合目到着
みんなで記念撮影、登山前はみんな元気ではしゃいでいた。初心者向けの富士吉田ルートで8合目5勺の山小屋まで
途中幾度か休憩、まだ体力の差が出てない様子。余裕のVサイン?
御来光館(山小屋)の前で 最初の到着組 山小屋での夕食 午後8時 午前2時には起床予定。
朝2時に起床、2時半から登山開始、登頂まで200mを2時間かかる。世界遺産に登録されて混雑が激しかった。御来光「合掌!」 天候があまり良くなかったが、運が良いのか頂上では太陽が顔を出してくれた。「感謝!」
何も言えない。沈黙の世界。日本の頂上から見える御来光は最高でした。
それにしても頂上に何人いるのか?
PICA富士吉田キャンプ場で反省会 夜はカレーライスをつくりました。
夕食後、河口湖の大池公園で花火、今回は女子高校生の知恵と写真マニアの栗林・鶴岡君のテクニックがコラボ
みんなの作品 「無限大の愛を東日本大震災で被災した方々へ」 Good Job!
総評
2013年、富士山が世界文化遺産としてユネスコに登録されました。混雑は予想されたとおり、やはり前回より人がたくさん来ていました。外国人客の多さに驚きました。それも韓国や中国の方ではなく、フランスから来た人が多かったのにさらに驚かされました。
2回目の富士山キャンプとして今回は山小屋で一泊して余裕で頂上に、そして御来光を見ると軽く考えていましたが、意外と大変でした。昼ごろから登り始めたので、山小屋の夕食時間までには全員を八合目五勺までつれていかなければいけませんでした。やはり小学生が一番遅く、夕食時間の直前まで約6時間以上かかりました。体が気圧に慣れていないせいか、早く
到着した人は夕食もスムーズに進み、そうでない人はなかなか夕食を楽しむ余裕はありませんでした。夕食後、就寝ですが疲れているのに狭いスペースと気圧に慣れていないせいか眠れない人がたくさんいました。混雑していたため、午前1時半に起床しなければならず、睡眠時間は3時間~4時間と中途半端になって小学生にはすこし大変だったようです。
ん~ん、やはり富士登山は難しいと思いました。小学生~大人までですから、自分のペースがつくれないのが最大の問題だと感じました。さらに、この混雑で御来光を見るとなると時間的な余裕がつくれない。たった200mを2時間ですよ。長蛇の列で先に進まず、それも気温が一番低い早朝です。世界文化遺産登録?ん~ん・・・考えものですね~。余裕をもって進めた計画が、余裕がなくなるイレギュラーだったのですから・・・
それでも、みんな頑張って頂上へ・・・良く頑張ったと思います。防寒着を車に忘れた生徒、寒さ対策をあまり考えなかった生徒今回もイレギュラーだらけでしたが、そのイレギュラーをみんなよく乗り越えてくれたと思います。
今回のキャンプは富士山登頂と御来光見学がメインでしたのでそれが達成できたのは本当に良かったと思います。ただ、1名だけ登頂できなかったのは残念ですが、それも今回の経験を生かして、次の参考になればいいと思います。
今回のキャンプで一番私が嬉しかったことは、テントの設営や料理のとき、高校生や中3の生徒が中心になって動いてくれたことです。経験値の高い先輩がこのキャンプをリードしてくれました。いつの間にかリーダーシップが身について後輩をきちんと指導していました。非常に頼もしく感じました。異学年で行う港北学館のキャンプのもっとも価値のある部分
です。
しかし、少し残念だったのが、今回参加者が富士山登山ということで少なかったことです。つらい経験をしたくない子、させたくない親が多いことが非常に気がかりです。確かに、登山は辛いです。厳しいです。イレギュラーだらけでみんなについていかなければなりません。でも、人生はもっと厳しいのです。どんなことがあっても前向きに積極的に生きてゆく訓練を嫌がっていては将来が不安です。
港北学館のイベントは生きていくために必要な知恵や精神を養う修行の場だと思って下さい。それゆえ、是非、これからもご参加下さい。港北学館の理想は生徒全員参加です。宜しくお願いします。
PS:来年は海キャンプ(伊豆)になります。現在、息子ぺぺ(1歳)と共にキャンプ地を探索中です。