マスコミの功罪…真実の目は歴史から…ジェノサイド

天網恢恢疎にして漏らさず(てんもうかいかいそにしてもらさず)

日本テレビは嵐の櫻井翔を番組でのコメンテーターとして降板させないことを決定しました。嵐のメンバーである松本潤はNHKの大河ドラマに、二宮和也はフジテレビの秋の番組に、また、城島・松岡などTOKIOのメンバーは日本テレビの「鉄腕DASH」に…おそらく彼らは今回の性加害事件についてはみんな知っていたはずです。また、彼らは刑事事件の犯罪者が作った会社に所属し、そして、異例の強権をテレビ局に発し、やりたい放題だったこの事務所のもっとも優秀な稼ぎ頭として君臨したメインアイドル達です。年齢的にも40歳を超え、今までジャニーズがたどった軌跡をすべて知っているはずです。そんな彼らが被害者のように扱われ、テレビ局やスポンサー、マスコミに忖度されているのです。不祥事を起こし、テレビ業界から消された多くの芸能人たちがいます。しかし、ジャニーズのタレントたちは事務所に守られ、事実を隠蔽し続けたのです。ジャニーズのタレントはそうして芸能界にのしあがっただけなのです。ファンが大切とか、ファンが心配だとか支援してくれる人たちに他人事のようにファン一番主義を述べていますが、違和感を覚えてなりません。「あなたたちは事実を隠していた共犯者でしょ?」と「他人事ではなく加害者と同類なのです」もちろん、テレビ局や報道機関(マスコミ)もスポンサーもすべて同類です。自社が儲けるために、視聴率を上げるために、ジャニタレを使い続けたのです。そして、テレビ業界におけるジャニーズ一番主義を後押ししたのです。

トイレ不倫をしたアンジャッシュの渡部、反社会的な人物とつながっていた島田紳助、未成年の女性と関係を持った小出恵介、コロナ禍で緊急事態宣言中に外出して複数の男女と飲み会を開いてジャニーズ事務所を退所した手越祐也氏、キャバクラ嬢のブラジャーをとって暴れた香川照之…どれもこれもジャニー喜多川氏の性加害に比べたら雲泥の差です。権力を傘に数百人の未成年者を犯したのです。にもかかわらず、テレビ局を中心としたマスコミや大手スポンサーは社会的公平性だとか、コンプライアンスの順守とか偉そうに国民には公に発信しておきながら、視聴率にこだわり、それに乗じて金儲けをしていたのです。

マスコミの情報操作がこれほどまでに巧妙で、大胆で、ときの権力者にいとも簡単にひれ伏すのかを目の当たりしたように感じました。先の太平洋戦争での情報統制などは過去のことと思っていましたが、現在進行形だったのです。アメリカの大手マスコミのフェイクニュースを暴露したアメリカ大統領トランプ氏でしたが、実は世界のいたるところで世論を誘導する偽情報が飛び交っているのです。ロシアとウクライナの戦争も、最近ではハマスとイスラエルの戦争も同じ情報合戦が展開されています。

テロ組織ハマスと声高に言うイスラエル、テロ組織の壊滅のためにガザ地区を侵攻という大義名分で領土を奪う巧妙な手口。目的のためには手段を選ばない(多少の犠牲をいとわない)姿勢。これがユダヤ人のやり方なのか?歴史を見れば複雑でどちらが正しいのかわからないのが現実。イギリスの三枚舌外交(フサインマクマホン協定、バルフォア宣言、英仏密約)の結果、パレスチナ人とユダヤ人の対立が続いてきた歴史があります。欧米の支持をとりつけ、今までは常にイスラエルが有利に戦いをしてきた中東戦争、パレスチナ人の領土はどんどん狭くなり現在の形になりました。そして、今、多くの民間人が犠牲になっています。日本のあるジャーナリストがこの現実に日本の報道機関はイスラエル側の「ジェノサイド」とは全く言わないのが気になると言っていました。まさに、今イスラエルがやろうとしていることはパレスチナ人のイスラエルからの追放です。形はテロ組織の壊滅ですが、ガザ地区からパレスチナ人全員を排除することが最終目的だと私は考えています。このことは、ロシアのウクライナ侵攻や中国のウィグル自治区の民族を強制収容所に押し込めるのと同じです。もともとウクライナはソ連の一つ。独立国ではなかった。と、だからウクライナがロシア共和国の領土になれば戦争は終わるという発想です。中国ではウイグル族は消滅したと。

日本の報道機関は、日本政府の片棒を担いでアメリカ寄りの情報に終始しています。結局、言論の自由などないのです。メディアリテラシーが大切と教科書で謳っても、そのメディア側がすでに偏った情報しか流さないのです。NHKしかり、私たちは何を頼りに情報を信じればいいのでしょうか?インターネット?YouTubeなどのSNS?どれもこれも嘘ばかりです。だからこそ、私たちは自分で、自分の力で勉強しなければならないのです。勉強しなければ権力者の思い通りになってしまいます。権力者に振り回され、死んでゆくのです。ロシアやウクライナの兵士もガザ地区の民間人も、何も知らないで普通に暮らしていたのにです。

歪んだ考えかもしれませんが、ヒトラーがユダヤ人を迫害したのは、非常にお金持ちで非常に優秀な(頭が良い)民族だったから、ジェノサイド(ユダヤ民族の抹消)をしようと考えたのかもしれません。それは決して許されないことですが、実際世界の1%の大金持ちが世界の半分以上の富を所有していると言われています。世界の99%の人間が苦しい生活を強いられています。もし、その1%がユダヤ人だとしたら、彼らの所有する富に多くの民族が振り回されているとしたら、99%の人間は「ユダヤ人なんて地球上からいない方がいいんじゃない」というかもしれません。イスラム諸国のアラブ人は、世界に散らばる1%の人たちに対抗しているのかもしれません。そう言えば、スエズ運河をイギリスがつくったときは、ユダヤ系のロスチャイルド家からお金を借りましたね。(当時、エジプトはイギリスの支配下)

なんか支離滅裂になりましたね。