港北学館

小学部の指導方針

 中学校へ行ってから、スムーズに授業に入れるように勉強の楽しさ、基礎学力や常識を養う。また、そのための集中力や我慢強さ、ノートのまとめ方などの下準備を養成する。さらに、自立学習力に欠くことのできない国語力の向上を多角的なアプローチによって培っていく。
 そして、わかる楽しさ、喜びを大切にしていきます。

算数
学校の内容に関わらず、中学校で困らないようにするため、学習指導要領の域を超えた内容を学習します。また、生徒が苦手とする項目(割合・角度・面積・速さ)などを重点的に指導します。

計算力の強化

 計算力とは計算のスピードとその正確さです。適時計算力の強化のために、計算練習帳を家庭学習用にやらせています。


総合
2005年度から国語を廃止し、総合という科目で歴史・地理・公民・古文・漢文を行っています。また、興味を優先させるために理科の授業はすべて下記の実験を行っています。(空気の力・静電気と磁界・雲のでき方・植物の観察・酸素と二酸化炭素など)

漢字力強化
 総合の時間には、毎回、漢字テストがあります。また、四字熟語、反対語、類義語、慣用句、ことわざなどもテストして定着を図ります。

文章読解力の強化
 文章を読む力は、読書量に比例しますが、当学館ではその量と質を確保するために、中学受験用の問題を使用しています。
また、入塾当初からだれもが小4年の内容から始めます。そして、段階を経てステップアップするシステムを採用しています。
当然、早く進む子、遅い子など様々ですが、自分の頭で必ず解かせています。


理科実験
雲を作ろう、電池を作ろう、空気と酸素、電気のはたらき、大気圧を体で体験しよう、酸性・アルカリ性・中性、野菜や果物を育てよう、酸素と二酸化炭素、月面を観測しよう、など。

各学期終了テスト
7月・12月・3月にまとめテストを実施しています。国語文章題・漢字まとめ・算数・理科・社会(歴史・地理)・古文などです。すべての科目の目標点は80点以上です。目標点に達しない生徒は必ず再テスト&補習を受講してもらいます。やりっぱなしには決してしません。

小学生から英語の授業は行いません。
 現在多くの塾や学校で小学生の英語教育が盛んに行われています。しかし、港北学館では小学生から英語の授業を行いません。
 何のために英語教育をするのでしょうか?
 英語を話せるようにさせたい?
 中学の英語につまずかないように?
 早い段階から英語に慣れれば耳がよくなる?
 などなどさまざまな考えがあります。
 2008年ノーベル化学賞をとった益川俊英(物理学賞)氏はスウェーデンの授賞式の挨拶の冒頭で「I can’t speak English.」と言っていました。英語が話せなくてもすばらしい功績は残せるのです。英語はあくまでコミュニケーションの道具なのです。英語を話す環境が日常になければ絶対に話せるようにはなりません。

 それよりも大切なのは

1.日本語能力を高めること。
2.日本のことをたくさん知ること。
3.自分の趣味ややりたいことを極めること。

 だと思っています。

 低学年から英語教育をするのは日本では意味がない。
 外国の先生になじめず逆に英語嫌いを助長する。
 英語遊びであってコミュニケーション力はつけられない。
 英検3級レベル以上のコミュニケーション能力は本人の日本語能力の問題になる。

 ヨーロッパでは低学年から2言語以上の勉強をしますが、それは必要に迫られてのこと、労働上の問題(外国で仕事をする)が切実に迫っているからなのです。

 シンガポールや香港では学校の授業がすべて英語で行われています。公用語も英語なのでこちらも必要に迫られてのこと。
 ちなみに、日本にある朝鮮学校でも授業は朝鮮語(ハングル語)を使用しています。ですから、彼らは日本語はもちろん韓国語も流暢に話せるのです。

 北朝鮮代表で現在川崎フロンターレのチョンテセ選手も両方の言語が話せます。
 当学館では、大学受験を第1に考えた英語教育をしています。もし、英語を使って仕事がしたければ、まずは大学へ行ってから海外留学を1年以上しなさいと指導しています。それが最も実際的で効果があります。

 ですから、小学生も中学・高校生もすべてに言っていることはとにかく本を沢山読みなさいと指導しています。英語の勉強よりも先に日本語能力を高めることが英語力を伸ばす秘訣なのです。この点をみなさんは忘れています。

copyright (C) 2009 港北学館 All Rights Reserved