中学部の指導方針

高校受験のために、勉強があるわけではありません。高校へ行って自分の力で勉強できるような力を身に付けさせます。それぞれ各科目において重要ポイントを押さえ、基本的なノートのまとめ方や勉強の仕方を説明し、チェックしながら結果を出していきます。毎年、中3になると模擬試験をするのですが、こんな小さな集団なのに必ず全国平均を上回るのも、本当の勉強の仕方の身につけた塾生たちの成果だと自負しております。

自分で創るノートまとめが勉強の基本です。ノートを使わない授業は勉強とはいいません。それはただの訓練なのです。

パターン化された学習しかできない人は、AI(人工知能)によって仕事が奪われるときがきます。AIにできない仕事に就くために今、正しい勉強の仕方を学んでください。それが当学館の目的です。

数学
原則的に一斉授業はしていません。個別に指導しています。数学的なノートの書き方を指導しながら、各人が問題に取り組み、分からなければ質問するという、問題解決学習をしています。これは、内容によって個人差が明確に出るため、一人ひとりの能力差を考慮した対応です。だから、数学や英語は生徒によってそれぞれテキストが違います。

英語
通常は文法を中心に一斉授業をしています。板書の写し方に注意を払い、丁寧にノートを記載するように指導しています。公立・私立の区別なくこの授業は進みます。
各定期テスト対策は学校別の個別の指導になります。学校の教科書を自分の頭を使って訳させながら訳用のノートの作り方を教えています。このときに、発音練習などを同時に行います。

社会
「教科書を読んで、テキストを解くことでポイントを抑える。」を基本の学習形態にしています。読解力が要求されますが、1年を通してこの力を身につけさせます。定着を図るためにオリジナルの小テストを実施しています。さらに、ポイントを押さえたノートづくりを自分でできるようになることを最終目標にしています。そのために、当学館ではコピー機は(勉強に限り)使い放題にしています。写真や図をコピーしてノートづくりをしていきます。

理科
原則的に各自がどんどん勉強していきます。社会同様の授業形態です。理解が不十分な箇所は、例えば:レンズ・電気・天体などはみんなで考えながら一斉授業をしています。しかし、数学同様こちらも個人差がありますので、ひとりひとり対応するときもあります。

国語

今までは下記『〇×▽◇』の考え方でしたが、親のご要望の多さと実際に2020年から行われる大学共通テストの内容を考慮し、中学3年間だけで本当の国語力はつかないけれど、少しでも語彙力を伸ばすことはできるはずと考え、国語の授業(演習)をすべての学年で実施することにしました。

実際のところ国語力は英語や数学よりも点数が伸びることが、大学受験を指導していて判明しました!中学の時は、国語(現代文)が大の苦手だった高校生がセンター試験で9割以上を獲得しました。港北学館のメソッドを実行すればだれでも点数は上がります。

『中学部では国語の正規の授業はありません。これは国語教育を軽視しているのではありません。本来、国語力というのは本を読む習慣がなければ身につかないからです。いくら沢山の問題集を解いても、根本的なところで理解できていない場合があります。
そのために、当学館では国語が苦手な人はまず100冊の小説を読んでくださいと指導しています。本を読む習慣が身につけば、おのずと国語力が飛躍的に伸びます。そのあとで細かい訓練が必要なのです。まずは楽しく本を読むことから始めましょう。それが国語力を上げる近道です。
ですから、港北学館では比較的時間のある小学校で文章読解を徹底的に訓練していますので、できれば小4あたりから当塾に通っていただきたいと感じています。
つまり、その点で小・中・高一貫教育なのです。国語が苦手なお子様が本を読む習慣がなく、中学・高校から通塾されても国語力はさほど伸びないのが現実です。現在、この考えはなくなりました、誰でも訓練すれば向上します。ただし、時間が必要です)よって、中学では古文・漢文・短歌などのときに限ってテスト対策時に行います。高校入試の対応は中3の夏期講習から始めます。(中1から学校準拠版の国語のテキストを解かせます)』

本を読むことの4つの利点

1.漢字が読めるようになる。言葉(ボキャブラリーが増える)を覚える。
2.記憶力が強化される。前回のストーリーを記憶しておく力が必要。
3.集中力がつく。30分でも1時間でも読み通す力が付く。
4.想像力や推理力がつく。小説の先を読む。場面を想像しながら読む力がつく。