ギャンブルは合法か違法か

4月のスタートにこんなコメントを載せるのはどうかと思いますが、ギャンブル好きな人に気づいて欲しいので掲載しました。

世界で一番有名な通訳者、大谷翔平の専属通訳の水原一平氏が違法賭博でドジャーズを解雇された。アメリカでも合法と違法のギャンブル(賭博)があることが知れ渡りました。アメリカでは野球賭博以外のスポーツは合法だったり、州によってその扱いもまちまちのようです。水原氏はギャンブル依存症と公言。大谷が借金の肩代わりをしたかどうかが問題のようです。大谷のカードから借金返済が行われたのは事実のようです。それを大谷が許可したのかどうか、大谷が違法と知っていたかどうかなどなど、大谷にも罪が及ぶ可能性があるようです。

以前私も日本がギャンブル大国であることをこのサイトで掲載しました。スマホで簡単にギャンブルができる世の中になってしましました。最近では、通常の競馬や競艇、競輪だけでなく、サッカーなどのスポーツもギャンブルの対象になりました。政府によって許可されたということです。アメリカでも政府や州の公認を受ければ賭博ではく、公営ギャンブルとしてかけごとができるようです。アメリカの野球以外とは何でしょうか?日本でも賭けマージャンや野球賭博などは違法ですが、パチンコは警察庁の管轄なので見て見ぬふり、さらに昔ゴルフ賭博で問題になった巨人軍監督であり、WBCの優勝監督の原監督は、なぜかマスコミではもみ消されました。こんな状態です。今回も世界の大谷翔平を助けるためにドジャーズは尻尾切りをしてもみ消すかもしれませんね。事実は闇の中ですが?

結局、お金儲けがすべてに優先される事項なのです。それが資本主義社会の鉄則なのです。正義とか不正とか、違法とか合法とかは結局為政者たちの手の中なのです。特に問題なのが一番儲かる胴元がアメリカでも日本でも政府(アメリカは州も)なのです。国の財政の一部となっているのです。多くの国民の財産を、ギャンブルを使ってむしり取っているのです。そのお金が国民のためにすべて還元されていればまだ問題ないのですが、日本ではそれは一部(見せかけ)で、多くが官僚の天下り先のためであったり、政府の補助金目当ての政治家と癒着した企業に合法的に配られているのです。

先日面白いテレビのニュースを見ました。一瞬で終わりましたが、アメリカではギャンブル依存症を救うべく公的な機関はなく、その患者数は330万人で人口の1%と言っていました。日本のギャンブル依存症の患者は320万人です。あれ?あれれ?日本ではカジノなどまだどこにも存在しないのにすでに人口の2.6%となる計算です。アメリカの2倍以上という現実を皆さんはどう考えますか?テレビの宣伝では、宝くじ・競馬・競艇・競輪などどれも人気の俳優を使って大々的に放送されています。「やらない方がおかしくない?なんでやらないの?」的な放送の仕方です。前回も掲載しましたが、実は生命保険や疾病保険などの保険商品もギャンブルなのです。アフラック「がん保険」などの外資も日本の市場に目を付け政府から許可されて現在に至っています。この辺りは世界で一番受けたい授業で有名なハーバード大学の教授であるマイケル・サンデル氏の「市場主義の限界 それをお金で買いますか」の本に記載されています。

ドラックが合法か違法か、ギャンブルが合法か違法かは、ときの政府の匙加減なのです。財政的な理由で合法にするのが果たして、それが正義か悪か、主権者である国民が決めるのが私は民主主義だと思います。為政者が上から目線で国民からお金をむしり取ることが合法とされている先進国は旧態依然の国家としか私には思えません。みんなが幸せに安心して暮らせるような社会、国民が為政者から搾取されない社会こそ先進国なのではないでしょうか?