明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今年はどんな年になるのか楽しみです。今年から篠原教室は閉校し、樽町教室一本で授業を展開することになりました。今まで「経験に勝るものなし」と様々なイベント(スキー、キャンプ、海水浴、社会科見学、理科実験)など実施してきましたが、コロナもあり、私個人の年齢的なこともあり、体験型学習は各家庭に任せることにしました。私は、子供たちの勉強に以前よりもまして全力で向き合うことにしました。そのための篠原教室閉校でした。
最近の子供の状況を見ると、やはりPCやゲーム、スマホなどの影響をもろに受けた子供が増えています。授業が終わるとすぐにスマホを見る子供たち。休憩時間にはみんな各自のスマホでゲームをする姿、そこにはコミュニケーションという時間はありません。いろいろな書物でもとりあげられているように明らかに学習能力の低下が懸念されます。何度も提言していますが、記憶力、集中力、思考力、判断力の低下は明確になってきました。学習障害の定義も広がり、あらゆる適応障害がそう呼ばれることになりました。それを幼い子ころから使うか使わないかで学力の格差が広がりつつあると実感しています。アップル社を作ったスティーブン・ジョブズも自分の子供に14歳まではスマホやタブレットを使わせなかったといわれています。
昔、ラジオの深夜番組やテレビの普及で、昼夜逆転した生活、子供たちの目が悪くなるとか、「テレビっ子」なる言葉が広がり、放送媒体は必要悪のように言われた時代がありました。現在では、さらに多くの媒体が子供たちの環境を脅かしていますが、誰もそのことに注意を喚起することもなく、逆に最新の生活ツールとしてもてはやされ宣伝されています。両親も共働きが増え、両親ともが家事・育児におわれる毎日、昔のような性的役割分業(男→仕事、女→家事・育児)などは最悪の家庭環境(夫婦関係)のように思われ、多くの親が育児を保育園に任せ、習い事などもすぐに専門家に任せる状態になってしまいました。相対的に親の幼少時の子供との接触(教育)は昔に比べたら圧倒的に少なくなっているように感じます。よって愛情という目に見えない信頼感が希薄になりつつあります。小学校の低学年の勉強は親が見るのが当たり前だと私は考えています。勉強や遊びを通して子供とのコミュニケーションをとることもできます。日常生活の忙しさに明け暮れ、元気で、いたずら好きな子供たちとの関係を、ゲームやスマホ、タブレットに置き換えていませんか?子供たちが幼少期からそれらのデバイスに慣れ親しんでいるとすれば、まさに学習障害の原因になるのです。
ゲームやスマホというデバイスやソフトが悪いのではありません。未完成(未発達)の脳に悪影響を与えるということを知っていただきたいのです。子供達には何の罪もありません。大人の、親の(社会全体の)問題なのです。学齢期になって気づいた時には、もう遅い(手遅れ)かもしれません。よくよく考えてみる必要があります。
今、港北学館はその影響からいかに立ちなおせるかに挑戦しています。記憶力の向上、集中力の継続、思考力の獲得など勉強に必要なこれらの基本的な姿勢を、授業(勉強)を通していかに身に着けさせるか日々研究しているところです。そして、まずは親が焦らないこと。自分の子供を信じること。周りの大人と協力すること。つまり、人間は社会的な動物なので、みんなで子供を育てることが大切だという感覚をそれぞれの親がもつことなのです。決して、人間(子ども)は親だけの生活空間で育つのではないということです。以前ある親からこんなことを言われました。「自分の子供は自分でしつけをするから他人は口を出さないで欲しい」と…いやいや、こんなとんでもない常識外れの子供に育てたのはあなた自身ですよと言いたいところでした。これが私の本心でした。これでは子供はまっとうな人間に育ちません。港北学館は勉強を通して、自分の力で、自分で勉強する子を育て、そして親からの自立を促す学び舎なのです。そして、子供たちが自分の力で将来の夢をつかめるような指導を目指しています。成績が上がる、志望校に受かるのは、あくまでその過程の結果にすぎません。

