私立学校の授業料無償化ってあり?金持ち優遇、選挙目当てでは?
大阪で私立高校の授業料無償化で公立の学校が軒並み定員割れをおこしている現状が報道されました。「日本維新の会」が主導する高校の無償化政策の一環での出来事です。
私は私立高校の授業料無償化には反対です。今、神奈川県もそんな案がちらほらあります。なんで私たち住民の税金を使って私立学校の高額な授業料を負担しなければならないのか、公立高校ならまだしも、民間の高校に多額の税金をつぎ込むのは民間優遇の政策であり、金持ち優遇の政策でもあるのです。そんな金があるなら公立高校の施設、教室や体育館、プール、食堂などの充実に税金をかけるべきです。なぜなら住民は災害が起きたときに公共の施設を利用するからです。日本は世界に比べて私立高校が多すぎると感じています。それは永久的に、公に儲かるからです。日本大学株式会社がいい例です。教育をつかった金儲けがまかり通っているのです。個性豊かな子どもの教育環境を整えるという大義名分のもと、親からたくさんのお金(授業料・使いもしない教材費・超きれいな施設管理費維持費・民間の旅行会社にまるなげの修学旅行費・運動場には人工芝など)を徴収できるからです。結局教育が金稼ぎ・金儲けの道具にされているのです。ある意味宗教団体のようです。信者を集めて、お布施を徴収し、会社を興しなどあらゆる分野に進出し、仮面をかぶった慈善団体の宗教という名の下でお金儲けをしているのです。だから、必ず大きな宗教団体は学校を作ります。創価学会、天理教、PL教、最近では幸福の科学が学校を作っています。おかしくないですか?宗教とお金と政治と経済がすべてつながっているのです。あの旧統一教会(世界平和統一家庭連合)もまったく同じ構造ですね。(最近、韓国で主宰が逮捕されました)
私は教育こそ国民の税金を導入し幼稚園から年齢に関係ない大学まで授業料や給食費、教材費などすべて無償化すべきだと考えています。ただし、いろいろな思想等をもった私立学校等、民間の業者は別です。世界的に有名なハーバード大学は年間850万円の授業料が必要で、留学生はさらに生活費等を含めて1200万円以上が必要だと言われています。結局、頭が良いだけでなく、親がお金持ちでなければいけません。イギリスでもオックスフォード大学やケンブリッジ大学でも学費が高く、普通の家庭ではいけないとイギリス出身の友達が話していました。さらに留学生も貧乏人の寄宿舎とお金持ちの寄宿舎があり差別があると聞きました。外国では私立はお金持ちが行くところのようです。つまり、多くの欧米では公立の学校を無償化ないし低価格にし、私立は有償だということです。私立の多い日本でなぜ私立学校も無償化するのか私にはわかりません。東大に行きたければ、有名な私立学校にお金を払って行って下さい。それはスポーツでも同じことです。
私立でも公立でも、学校とは幼少期から思春期まで一つ屋根の下で勉強や運動、文化活動をすることで、いろいろな人間と交流することで人間形成を培う場所なのです。勉強ができる子、苦手な子、音楽が好きな子、嫌いな子、スポーツが得意な子、苦手な子、太っている子、痩せている子、消極的な子、積極的な子、リーダーシップをとりたがる子などなどいろいろな人間模様があるからこそ社会に出る前の訓練の場なのです。現在の日本の教育は偏差値教育が典型のように、幼少期からすぐに順位をつけたがります。学校も地域に通うのは中学までで、高校からは個人の能力に合った?偏差値や成績にみあった高校へ行くことになります。私が中学受験や私立〇×中学・高校にあまり良い感覚がないのは、まず地域がなくなるからです。地域の幼馴染と遊ばずに電車・バスを使って友達の家に遊びにいかなければなりません。地域社会の中で人間は育つと考えているからです。次に私立学校では、個性豊かな人間関係の勉強ができないということです。当然ですが、慶應幼稚舎から慶應義塾に通っている生徒は、それなりに裕福な家庭で育ち、親の教育への意識も高く、そんな生徒たちだけが集まってくるのです。ここに問題があります。もっと多様な人間がいて、自分とは違う価値観の人間がたくさんいることを知らないで大人になってしまうのです。わたしも塾の講師をして長いですが、アルバイトの優秀な(慶応や早稲田、東大など)先生と話をするとやはりその辺がありありと感じられます。ですから私は公立小・中・高校学校へ行く方が人間的にも成長すると考えているほうです。私立学校を否定するつもりはありませんが、教育費を税金で公立私立問わず支給することは、先にも述べたように結局お金持ち優遇政策としか考えられません。慶應の授業料は1か月8万~9万円です。県立高校のそれは9,000円です。この差を税金で穴埋めする?みんな平等?という名目で?おかしな政策だと思いませんか?それよりも、そのお金(税金)があるなら全ての公立高校にクーラーを設置するとか、一般住民も参加できる食堂(子ども食堂ではなく)を整備するとか、非常時にそなえて耐震強度の強い冷暖房完備の体育館を設置するとかのほうが、税金の使い方とすれば正しいような気がします。もちろん受け入れ人数を増やして、教師の数も増やし、施設管理者も常設する必要があるでしょう。そこに税金を投入することが私は筋だと思います。